A NIGHT VIEW 2008 of NARIZO'S web magazine 酔狂侍

カレッタ汐留

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総合プロデュースは今年3回目となる、雅楽師で作曲家の東儀秀樹氏。
LED30万球を敷き詰めた「光の波」が大海原 と、泳ぐ鯨を表現する。.


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今年で3回目になった「光都東京LIGHTOPIA」では、丸の内、有楽町、日比谷地区と皇居南側の公園エリアを中心にライトアップされる。

IMG_0270.jpg和田倉噴水公園のアンビエントキャンドルパーク

IMG_0268.jpg丸の内仲通り。街路のライトアップは、グリーンエネルギーによるもの。それを象徴するかのように、ビル風に煽られて回転する風車も立ち並ぶ。
IMG_0269.jpg皇居の石垣(馬場先濠)の光のインスタレーション「雪月花」と、和田倉噴水公園など皇居周辺の照明デザインは、レインボーブリッジなどの照明デザインで知られる石井幹子氏によるもの。

冬の夜景に想う事

動画編集後記

2008年は、暮れていくにつれ、景気が悪くなり、世の中から元気が消えていく感じで、まるで浮かれ気分が感じられない年の瀬になった。
そんな中、東京都内と横浜で、気持ちを明るくしてくれる季節限定のイルミネーションを幾つか集めてみた。
夏の夜景と言うのも悪くは無いのだが、この季節のイルミネーションにはクリスマスのスペシャル感がある。更に冬の空気は澄んでいて、よりいっそう光に照らされる光景が美しい。そんなわけで、引きこもっているくらいなら寒空の下で光に包まれてみるのも、悪くない。不景気だけど、夜景はタダである。(笑)

個人的にイチバンのオススメは、カレッタ汐留のBlueOceanだ。
ここのイルミネーションは30分に一度、たっぷり10分近く、光と音の演出があって、実に壮大な光の庭(海)が目前に広がる。ただ、眺めるだけのイルミネーションではなく、舞台に参加している気にさえさせるここのイルミは、この季節、都内でも必見のスポットだと思う。カップルで鐘を鳴らすと、当たりの場合だけ違う音色に鐘がなって、お食事券がもらえるなんて企画も、結構、太っ腹だ。写真を撮ってくれるサービスがあることもあって、連日、貧しいカップルが列を成している。
ほぼフル尺でここの動画を掲載したので、是非、見て欲しい。
この動画に関しては、ぶっちゃけ、3アングルから3回、計1時間30分掛けて撮った映像をそれなりの気合で編集した。

丸の内の「Lightopia」の雰囲気で気に入っているのは、イルミネーションの暖かさだ。
LEDのイルミには、六本木けやき坂の様に白っぽかったり青白いものが多くみうけられるのだが、あれって、寒空の下で見ると、余計に寒さを感じる色だと思う。
その点、丸の内は昔ながらの暖かな色のイルミネーションで街路が彩られる。
この暖か感は、みているだけで安心するというか、優しい気持ちになれる気がするのだ。
あと、場所柄、オトナだね。街の雰囲気も歩いている人たちも。
和田倉噴水公園のキャンドルパークは、噴水とキャンドル(灯篭)が織り成す幻想的空間。ここも、夜景スポットとしてはまだまだ穴場だと思う。

横浜は季節を問わず、最高の夜景スポットだ。
特にこの時期は、キャンドルイベントをやっていたりしていつもよりも賑わうわけだけど、赤レンガ倉庫、船、汽笛、夜景、富士山のシルエット....全てが楽しめる。
実は、撮影した日の昼間、たちばな亭のカツサンドと、ミニボトルワインを買い込んで、大桟橋の芝生で夕暮れまでのんびり過ごした。目前の海、入港する大型客船、広い空。何もせず、のんびりワインを呷る休日.....何てプレミアムなんだ。(爆)