MOTORSPORT JAPAN2009 of NARIZO'S web magazine 酔狂侍

今年で4回目のモータースポーツの祭典

MOTORSPORT JAPAN 2009 Festival in Odaiba

モータースポーツ界逆風の中、イベントにも変化が!

自動車メーカー各社、JAF日本自動車連盟、及び国内自動車レース関係団体等が企画運営を行なう国内最大級のモータースポーツイベントとして4回目を迎えたお台場のモータースポーツジャパン。継続は力なりとばかりにお台場の広大な駐車場で開催してきたが、業界を取り巻く環境は以前とは大きく変わってしまった。
DSC00857.JPG奥のスタンドは、前売りで2500円から3000円。NARIZOがカメラ撮影をした立ち見エリアは今年から当日発売500円のリストバンドを付けて立ち入りが可能になる有料ゾーンとなった。
自動車メーカー各社のモータースポーツからの撤退が相次いだ2009年。例年日本でのF1開催直前にトヨタ、ホンダの国産2メーカーのF1走行とドライバーの雄姿を都内で見られるのが最大の売りだったが、今年はこのイベントが鈴鹿でのF1開催後になり、F1から撤退したホンダは往年のマシンのエンジンに火を入れただけ。トヨタのF1走行もトゥルーリの走りを見られたわけではなく、盛り上がりに欠けた。そんな調子で例年よりも空いている様に感じた会場だったが、立ち見エリアが500円に有料化されたコトで、例年激混みだった観覧環境は大幅に改善。実は、かなり快適だった。今年ユニークだったのはフォーミュラニッポンの走行→ピットイン→タイヤ交換→走行のデモンストレーション。動画に収められなかったのが悔やまれる。

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今年走行したF1はトヨタだけ!

やはり、ジェンソン・バトンが走行エリアを走りまくってた今までのモータースポーツジャパンと比べるとF1カーのエンジン音だけ、懐かしむ事になったホンダの持ち時間は、なんだか切なかった。
それでも、サーキットまで行かずに都内で、レースカーの走りを楽しめるのは、非常にプレミアム。 箱庭の様なコース内で、少しでも観客を愉しませようとギリギリまで攻めてくれる選手達の妙技は、中々見られないものだ。来年も無事、開催されてくれるといいんだけど。(笑)

開催目的は「日本のモータースポーツ文化の発展と継承」。
50年もの歴史を持つ日本のモータースポーツを文化として広く世に知らしめ、さらなる発展を目指すとともに、この文化を後世へと引き継いくことを目指した、モータースポーツジャパン。開催会場については、強いインパクトと高い集客力を持つ東京・お台場地区での開催を皮切りとし、このイベントの存在意義を広めていくと言う基本方針にそって開催した結果、初年度の2006年には約11万人、第2回の2007年には約13万人、第2回の2008年も約13万人(来場者延べ人数)を超える来場者を集める事に成功している。また、今回からは走行エリアの観覧のみは有料化されたものの会場への入場無料は、貫かれている。(もっとも、レースカーの走行がこのイベント最大の見所だから、実質、タダでは楽しめなくなったと考えてよいと思う)そのほか、各社のブースは物販のみならず、子供をレースカーのコックピットに座らせてくれたりクイズ大会があったりと、家族みんなで楽しめる工夫がされており、走行イベントのスケジュールも、鉄の正確さでほぼ時間通り進行する。

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