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- ハイアングル
- 見下ろすようなカメラアングル。高い位置から撮影する俯瞰撮影など。
- ハイキー
- 明るい部分の多い画像。 全体的に明るい画像。
- 配給会社
- 製作会社から映画を買い付け、興行会社(映画館)に売る会社で、映画の宣伝も一手に引き受ける。映画産業において、卸+広告代理店みたいな機能を持っている会社。
- 配給会社は、映画館から配給収入を受け取り、そこから配給手数料・諸経費を引いて、製作会社(製作委員会)に支払っている。
- 配給会社の主な仕事は3つある。1つ目は、製作会社から映画を購入する買い付け。2つ目は、映画を映画館に売る営業。3つ目は、映画を一般向けに広告する宣伝。場合によっては、複数の配給会社で、宣伝や営業を分担する場合もある。
- 配給会社には、大きく分けて3種類ある。1つ目は、邦画系の会社。主なものとして、東宝、東映、松竹、大映、日活などがある。2つ目は、メジャー系と呼ばれるアメリカから日本に支社を置いている外資系会社。20世紀FOX、ブエナ・ビスタ、ワーナー・ブラザース、ソニー・ピクチャーズなどで彼等は、基本的に、米国のスタジオが製作したタイトルについて日本での配給を手掛けている。3つ目は、独立系(インデペンデント系)と呼ばれる邦人会社。主なものに、東宝東和、日本ヘラルド、ギャガ・コミュニケーションズ、アスミック・エース・エンタテインメントなどがある。
- 配給会社は国内製作作品において、出資者としても製作委員会に名を連ねたり、独自に企画した作品の製作を行ったりもしている。また映画製作をする側からすると、配給会社が決まらなければ劇場が確保できなかったり、宣伝が行えなかったりするため、有力な配給会社を早期に確保しておく事は極めて重要。
- 配給収入
- 興行収入の内、映画館(興行)が配給会社に支払う金額を配給収入と表現する。興行側から見れば映画を掛けるのに支払うコスト(映画料)が、ほぼこれにあたる。
- 配給収入=興行収入×料率興行収入の約50%~70%が配給収入で、料率は作品ごとに異なる。興行収入が18億円で、歩率が60%の場合、配給収入は10.8億円になる。
- また、フラット興行といって、一定金額で取り引きされることもある。この場合、固定費的に配収を回収することが出来る一方で、ヒットした際のアップサイドは取れなくなる。
- 業界の力関係としては、興行のほうが強いため、劇場の平均収益であるアベレージよりも低い成績となった場合、作品の打ち切りや、売上補償としてタマを入れる(チケットの買取)、料率の見直しなどを興行側から求められる事がある。
- 配信控除
- 音楽配信における印税の計算方法で、システム費用を控除する規定の事。
- 販売価格×印税率×ダウンロード数×80%
- つまり20%が控除分。
- ハイハット
- ローアングルを撮影するために、三脚の雲台だけを低い位置にセットするための器具。 「五徳」とも呼ばれる。
- ハイビジョン
- 画面の横縦比は16:9の「高精細テレビ」の規格。 「HDTV」とか「HD」とも同義語。
- パイロット版
- TVドラマなどでシリーズの開始前につくられる特別版で、製作側はこれを観せてどんな作品かを売り込む。反応が悪いと、制作される内容や方針を見直す。
- バウンズ
- 反射光を使ったライティングの事。 「バウンス」「反射」等と言う事もある。
- はける
- 被写体がフレームの外に出る事。
- 舞台から、居なくなる事。
- 箱
- 歌舞伎で音楽の演奏者が乗る山台(ヤマダイ)や、テレビのバラエティ番組で大勢の出演者が座る「ひな壇」などを作るために用いられる「箱馬」のこと。
- 撮影用の部屋やスタジオ。建物の総称。
- 企画段階で、ストーリーの要素を整理した「箱書き」の略称。
- 箱馬
- セットを組む際に使用する決められた寸法で作られた木箱。 「箱足」「箱」とも言う。
- 箱書き
- シナリオを書く前の段階でストーリーを場面ごとに並べて書いたあらすじ。 「箱割り」「箱」とも言う。
- 外す
- 狙った被写体がフレームに収まっていない事。
- 一旦編集したカットを抜く事。
- 不適切と思われるスタッフやキャストをキャンセルすること。
- 「どける」「わらう」と同義語として使われる。
- バストショット
- 人物を撮影する時のサイズ。 おおむね胸から頭が写るバックフォーカス
- バックステージ
- 楽屋のこと。
- バックライト
- 逆光。 後ろから当てる光。
- 鼻マイク
- ビデオカメラの上部に取り付けられたマイク。 「頭のマイク」や「カメラマイク」単に「鼻」と呼ばれる場合もある。
- パナビジョン
- パナビジョン社(米)製の映画撮影用キャメラ。 全てレンタルで運用される。 通称「パナ」。
- 場見る
- 出演者の立ち位置やセットを置く位置に印を付ける事。 「ばびる」とか「ばびり」とかいう人も居る。
- パブリック・ドメイン
- 著作権が消滅している作品の事。原則として著作権は著作者の死後50年または70年をもって消滅し、パブリック・ドメインとなると考えられるが、戦時加算の問題や、国によっては権利保護の法律が異なるため、注意が必要。
- 早飯
- スケジュールの都合で早めに食事をする事。
- 急いで食事を済ませる事。
- パラ
- 照明の光を拡散させるために使われる「パラフィン紙」の略称。
- 一つの動作を平行して二つ以上同時に行なうこと。こっとはパラレル(平行)処理の略称。
- ばらす
- 光の当る範囲を広げる事。
- 撤収する。 解散する。
- 組み立てていた機材やセットを分解する。
- 仮おさえしていたスケジュールを撤回する。
- 手配していたスタッフや出演者をキャンセルする。
- ハレ切り
- ハレーションの原因となる光が、レンズに入らないように遮光する事。
- ハレーション
- 撮影時、光が鏡筒やレンズに乱反射し、全体に光がかぶる状態。
- ばれる
- フレームの中に本来写ってはいけない撮影機材やケーブル等が写り込む事。
- パン
- キャメラを水平方向に旋回させながら行なう撮影。
- 番審
- 局内外の構成員による放送番組審査機関。 放送法で設置が義務付けられている。
- ハンディー
- 手持ち撮影。
- 小型キャメラの略称。
- 番宣
- 番組宣伝の事。映画公開や、番組改編時期などに出演者がトーク番組やバラエティ番組にゲスト出演して、PRを行うような企画。
- パンフォーカス
- 手前から奥までピントが合っている状態。
- パン棒
- 三脚に付けられたパンやティルトの操作を行なうための棒。