か of なりぺでぃあ naripedia
- 解像度
- 画像の鮮明度。 どれくらい鮮明に表現できるかの能力。しかし、ハイビジョンみたいな高精細な画像ばかりが志向されるかというと、Youtubeやニコ動みたいな、チープでも面白いメディアに注目が集まったり、スゲェ、二極化を感じますね。
- 海賊盤
- 権利元に無断で作成されたりコピーされたりして販売されている非正規のレコードやビデオパッケージのこと。昔は、何処かの映画館場内で隠し撮りされた映画が、パッケージになって路上で売られるなどの酷いケースもよく見られたが、昨今は、コンテンツそのもののデジタルデータがネットなどに流出しており、それを焼き付けて販売しているケースも多く見られる。
- 音楽においては、ライヴコンサートを隠し録りして、不法に制作されたライヴCDなども存在。ブートレグと呼ばれている。
- 外タレ
- 「外人タレント」の略称。 モデルやダンサーから、役者、演歌歌手まで、日本人以外のエンタティナーは原則として全てこのくくり。あまり意識せずに使っているけれど、実は結構、差別的なコトバかもね。
- 外タレの専門として有名なプロダクションに稲川素子事務所がある。
- 買取
- 権利者に対して、権利の使用料や著作隣接権の使用料を一括で支払う方式。
- お金が無い権利者が、目先の現金欲しさについつい選択してしまう取引形態。
- スタジオミュージシャンがレコーディングに参加する際には、一般的にこの方法で処理されることが多いため、彼等はどんなに参加したCDが売れようと、それによって裕福になれない構造になっている。
- 外野
- 部外者や発言権のない人。見学者など。えてして五月蝿いものだが、結構、鋭く痛いところを突いてきたりもする人種。
- 会話軸
- イマジナリーラインのことを日本語で言うと、こうなる。
- カウントリーダー
- 編集されたフィルムの冒頭に付けるカウントダウンのこと。
- 例えばフィルムの前にクルクル 回りながらカウントダウンするアニメーションとか、見たことアリマセン?あれですよ。あれ。
- 返り
- 自分の声や、出している音を確認する装置やスピーカー、もしくは、そういった機材を使ったりしての確認行為そのもの。
- 顔出し
- 顔が写る出演を言う。
- 例えば、取材で映像に顔を出したくない対象者を指して「顔出しNG」の様に表現される。
- 画角
- レンズの視界。 映る範囲。
- 掻き落とし(かきおとし)
- キャメラや映写機でフィルムを一齣づつ送り、停止、送りを繰り返す行為。
- 拡大興行
- シネコンを中心にした映画興行における全国チェーン展開のこと。
- かつてはメインの劇場(チェーン・マスター)とそれに連なるチェーンがあり、大きくは東宝系(TY系)と松竹・東急系(ST系)の2系統に分かれていた。また、これらのチェーンはフリーブッキングでの上映が基本となるために、集客できる限りロングランで上映されていた。しかし、シネコン中心の興行が行われるようになり、2009年2月3日にはかつて東宝系のチェーンマスターだった、日劇、スカラ座、ミニシアターのシャンテシネなどもTOHOシネマズに劇場名を変え、シネコンのシステムとサービスが導入される事になった。現在は、シネコンの系列ごとに編成される番組が、拡大興行の鍵を握っている。松竹・東急系には、丸の内ピカデリー1、丸の内ピカデリー2、丸の内プラゼール、丸の内ルーブルなどがある。
- 劇場の上映番組は、チェーン・マスターの番組が変わることで、それに連なる劇場の番組も変わり、シネコンもそれにならって編成されているのが基本だったが、現在ではシネコンが映画興行に欠く事が出来ないまでに大きなシェアを持つに至っており、その経営自体に東宝や東急グループが積極参入した事により、実質拡大興行はシネコンを中心とした展開になっている。
- 籠(かご)
- 「籠型ウインドスクリーン」の略称。 ガンマイクによくかぶさっている細長くて硬い風除け。
- カチンコ
- 小型の黒板に拍子木を付けたもの。
- シーンナンバー、カットナンバー、テイクをチョークで記載し、撮影の際カットの冒頭で拍子木を打ち、写しこむ。それにより、編集時にフィルムの冒頭部分に映ったカチンコを確認することで、どの場面を撮影したものかを直ぐに判断することが出来る。
- カット
- キャメラが回り始めて止まるまでに撮影された一連の映像。
- 切ったり、排除したりする行為。
- 活動屋
- 映画制作に従事する人。 昔、映画が「活動写真」と呼ばれていたのに由来する。
- ベテランの映画スタッフが、その業界での経験の長さと、シゴトへの誇りを周囲に表明しつつ、自分のシゴトについて説明するときにしばしば使われる表現。
- カット尻(カットじり)
- 編集で使われないカットの後ろの部分。
- 編集したカットのアウト点。
- カットバック
- 違う場所や時間等の複数のシーンを交互に対照しながら編集する技法。
- アメリカのドラマ「24」なんて常にこの技法の連続。
- カット割
- そのシーンをどういう構図で撮影するか決めたもの。
- カフキー
- アナウンサーやナレーターが、マイクのラインを入れたり切ったりするためのフェーダー。
- 自分のマイクで、しゃべる間だけカフキーを入れ、待機している間は切っておく。
- 放送中に油断して交わした雑談が電波に載ってしまう様な失敗は、大方、これの切り忘れ。
- かぶりこみ
- レコーディングなどで、関係ない音を拾ってしまうこと。
- かぶる
- 被写体の前に余計なものが写り込む事。
- 敢えて映りこませたい場合には「かぶらせる」という表現が用いられる。
- 必要な音に不必要な音が重なった場合にも使われる。
- カポック
- 発泡スチロール製の光の反射版。
- 上手(かみて)
- 撮影する側から見て右側。 キャメラに向かって立つ出演者からは左側。
- 劇場では客席から見て右側。役者から見て左側。
- 上手の逆方向は「下手(しもて)」と呼ばれる。
- 決して「じょうず」とか「へた」とか読んではならない。殺されます。
- 空舞台(からぶたい)
- 人が映っていない画面のこと。
- カラーコレクタ
- ビデオ映像の色彩や色相などを調整する機材。
- ガムテ
- 「ガムテープ」の略称。 なぜか「ガバチョ」と呼ばれることもある。
- カメアシ
- 撮影助手の事。 「カメラアシスタント」の略称。
- 足(三脚)を持つ程度しかできない経験の浅いスタッフを指すときにも使われるらしい。
- カメオ
- ゲストとしてちょっとだけ有名な出演者が画面に出てくること。監督と仲の良い役者が、ちょっとだけ出演して話題を作るなど、単に制作者側が遊んでいるケースや、話題づくりのために用いられることが多い。
- カメラ目線
- 被写体がカメラの方に視線をくれている状態。
- カルト
- 商業的に成功しているかとは無関係に、熱狂的な一部の人たちによって、熱狂的支持を受けている作品。
- がや
- 群集、その他大勢等のエキストラの総称。
- つまらないトークバラエティの賑やかしに使われる芸人。
- アニメなどで群集がワイワイ、ざわざわしているシーンのアフレコのこと。(がやを入れる)
- カルネ
- 海外取材の際、機材に関税をかけられないようにするための手続き。
- ガンガン
- 石油缶の上部を開口した焚き火用具。がんがん暖まるからそう呼ばれるようになったのじゃなかろうか。いや、そうに決まってる。
- 幹事会社
- 映画やアニメなどの製作委員会において、その企画の出資会社の中で中心になる会社。
- 幹事会社は、各社の条件等の調整から、現場の制作管理、分配金の管理分配作業など、プロジェクトの全てを管理運営して他の出資会社に報告し、その作業の対価として、共同制作契約書に基づき売上の数%の幹事会社手数料を取る事が出来る。
- 通常、幹事会社は、中心になって映画を動かすので、出資割合がイチバン多い会社がなることが多い。
- カネや権利に絡む出資者間の揉め事を納める役回りの会社、またはその実務担当者。リクープできる作品は極めて少ないため、真面目な性格だと心労が耐えない。
- 勧進帳
- 編集作業において使われる横長の表で、シーンごとに必要な音楽や効果音などが指示されているもの。
- 完成披露試写
- マスコミや、各界の著名人などを招待し、監督や出演者の舞台挨拶等の取材を絡めた、試写会。一般客を集めたプレミア試写としてイベント化されるケースもあり、より多くのメディアに取り上げられ、話題化するために、時としてど派手な演出が準備される。
- 監督
- 映像作品の制作において、表現に関わる作業の責任者。 「演出」「ディレクター」と同義語。
- 缶票
- 撮影済みフィルムを収めた缶に貼るラベル。
- 完パケ
- 完成品のこと。編集作業が終わり、リリースできる状態になった楽曲データや映像など。完成原版とも言う。
- カンペ
- 「カンニングペーパー」のこと。撮影中、出演者にセリフ等を示す紙。 スケッチブックや模造紙などで作られることが多く、フロアディレクターなどによって指示される。
- ガンマイク
- 超指向性マイク。 単に「ガン」と呼ばれることもあるが、銃器のことではない。