う of なりぺでぃあ naripedia

ヴァース
ポピュラー・ソングなどで、本体のコーラスに入る前に置かれる序奏部分こと。イントロが終わってからサビが始まるまでの問の、歌の部分を指すこともある。
ヴィ系(V系)
ヴィジュアル系のこと。
NARIZOは、シゴトの付き合いで昔、見に行った「X Japan」の東京ドーム公演で、隣の席で激しく「Xジャンプ」を飛び続けて、汗でビシャビシャ、へとへとになってぶっ倒れた巨漢の女に、自分の席をベッド代わりにされて以来、V系やそのファンは非常に苦手である。
VFX
Visual Effects(ビジュアル・エフェクツ)の略。
撮影後のポストプロダクションで加えられるCGによる特殊効果について、こう呼ばれている。
ウインドウ(WINDOW)
コンテンツが収益を得るために公開される機会や方法のこと。より多くの収益を得るために、製作者はその方法や、順番についてその作品のマーケティング戦略に基づいた利害調整を行う。「どの順番でウインドウを開くか」というように使われる。
コンテンツの成功が決まる(というか、はっきりする)運命のとき。ウインドウを開く時点で作品は完成してしまっているため、その日が近付くにつれ製作者は、ウケてくれるよう、神に祈りはじめる。大抵最初のウインドウで失敗した作品は、どのウインドウでも成功しないため、マーケティング上は、最初のウインドウを開ける前の話題づくりが肝心になる。
映画業界で長いこと成功のセオリーと考えられていたのは「マルチウインドウ・リリース戦略」と呼ばれる米国型のウインドウ展開に準じた考え方。収益を最大化するために、より多くのお金を払ってくれる人から順に見せていくという考え方で、劇場→DVD(セル・レンタル)→ペイパービュー(有料チャンネルや有料ネット配信)→地上波放送という順序になる。
日本の映画業界で見られる近年の新しい動きとしては、製作委員会にテレビ局が出資している場合において、いきなり映画本編の導入部をそのままテレビ放映してしまうという手法がある。視聴者の作品への興味喚起と、続きを見たくさせる飢餓感を煽る手法として注目され、従来の常識を覆すこの方法で一定の成果を挙げている。(製作委員会に日本テレビが入った「デスノート」、「K-20」など。)チョッと違うが、最初から劇場映画を前提として劇場本編のイントロダクション的なエピソードで作られたテレビドラマシリーズやテレビドラマスペシャルを放映し、劇場映画の収益最大化を狙う戦術もある。有名なものの一つに「海猿」(フジテレビ)の成功がある。これは、テレビシリーズのヒットから映画化される流れ(例えば「踊る大捜査線」や「相棒」)とは全く逆のアプローチで企画されたものだ。
アニメの場合は、依然としてセルDVDが作品の最大の収益機会となるため、とにかく作品を認知させ、高いソフトを買ってくれるファンを増やす必要がある。そのため、定着したのがテレビ放映→ネット配信→DVD(セル・レンタル)というウインドウ順。しかし、多くの場合、アニメ作品の製作委員会は30分1話1300万円程度の制作コストと、深夜枠などで作品を放映するための波代を負担して(放送枠を買い取って)、ほぼDVDの収益だけでそれを回収するいびつな構造となっているため、ビジネスモデルが破綻しつつある。
音楽ソフトではそもそも、タイアップやテレビ、ラジオなどのメディアを使った大量露出で、レコードセールスを最大化させるという図式になっていたが、近年はネット配信の販売シェアが急成長(中身は、ほとんどが携帯電話向け音楽配信)しており、特にシングルCDが売れなくなりつつある昨今、配信オンリーのシングルという販売形態が定着しつつある。レコード流通ビジネスにおいてシングル盤の果たす役割とは、後日、そのシングル曲を入れて発売するアルバムを売るためのプレマーケティングだったといってよい。ここでの認知拡大やヒットの有無によって大きな収益機会となるアルバムの(流通から出てくる)イニシャルオーダー数が決まってしまう。これを嫌ったメーカー各社は、シングルの発売日前にアルバムの受注締め切りを設ける等、姑息に立ち振る舞ってきた。しかし、いずれアルバムに入るシングルCDをわざわざ購入してくれるユーザーが激減した現在では、その役割を着うたフルなどの音楽配信が担うようになった。
ウインドウズ(WINDOWS)
世の中のコンピューターを実質、支配したマイクロソフト社製のOS(オペレーティングシステム)。これが無いと多くのビジネスマンが使っているパソコンは動かないが、動作は極めて不安定であり、不具合も多い。
ウインドスクリーン
マイクに取り付ける風防。 風切り音をマイクが拾うのを防ぐ。
テレビでよく見かける手持ちマイクのてっぺんに被さるようについているスポンジみたいなアレのこと。
ウエイト
重り。 照明スタンドを固定する砂袋のウエイトや、自動車を撮影する際車高を沈めるためのウエイト、クレーンのカウンターウエイト等、様々なウエイトの略称として使われる。
ウエスカム
ヘリコプターに取り付けるリモートキャメラシステムの名称。
ウェスカムカメラスタビライザー
ヘリコプターの機体前方部の底面や、サイドに設置する半ドーム型のキャメラシステム。機体の振動がカメラに伝わり辛い機構になっているため、滑る様な空撮映像を撮影する事が出来る。

ウエスカムカメラスタビライザー.jpgウェスカムカメラスタビライザー

ウエスタン
アメリカ西部開拓時代を背景にしたドラマの総称。 国としての歴史が浅いアメリカにとっては、日本で言うところの時代劇的な扱い。チャンバラの代わりにガンファイトがある。
西部劇ともいう。
世界の多くの人にとっては迷惑な、アメリカ人の強引なフロンティアスピリット(開拓者精神)をエンタテインメントにしたジャンル。
そもそもは、インディアンを悪者にした勧善懲悪の活劇が中心だったが、次第にならず者と保安官が戦うようなガンファイト中心の作品が増えていった。1990年。インディアンをきちんと尊敬できる先住者として「人」らしく描いたほぼ初めての西部劇と言う点で「ダンス・ウィズ・ウルブス」のアカデミー受賞で一瞬、注目されたが、近年は世界的にヒットさせる事が難しいこのジャンルの製作自体が激減している。
イタリアで製作された物は特別にマカロニ・ウェスタンと言う。
ウエストショット「WS」
人物を撮影する時のサイズ。 おおむね腰から頭までが写るサイズのショット。
Wetaデジタル【ウェータデジタル/Weta Digital】
ニュージーランドのVFXの制作会社。1993年、映画監督のピーター・ジャクソンらによって設立。群集アニメーションを制作するためにMASSIVE(マッシヴ)というプログラムを開発したことは世界的に有名。代表作は『ロード・オブ・ザ・リング』 3部作。このシリーズの群集戦闘シーンにMASSIVEは多用されている。
ヴォーカル
バンドの歌手。
受けテープ
ビデオをダビングする際、録画側のテープを指す。 編集作業中のマザーとなるテープを指す。
うたばん
テレビやラジオの歌番組のこと。
TBS系列の歌番組を装ったトークバラエティのタイトル。石橋貴明と中居正広の両MCに、いいように遊ばれるミュージシャンの姿が見せ場になっており、歌は決してメインではない。
うたもの
歌をメインとした音楽。楽器演奏のみの音楽であるインストの反対語。歌が入っている音楽全般。
内トラ(うちトラ)
急遽、エキストラが必要になったり、予算が無いときなどに、スタッフが出演する事。
出たがりの身内を出演させるときの口実。
うちこみ
シーケンサーに、MIDIデータと呼ばれる演奏データを入力する作業。
また、事前に作られたデータで、シンセサイザー、ドラムマシーンなどの音源を鳴らし、デジタル機器を操作すること。多くの音を少人数できめ細かくコントロールできること、使う機器が同じであれば再現性が極めて高いこと、入力した後で細かい修正を加えることができること等がメリットとされ、楽曲制作に掛かる手間やコストを大幅に減らす事が出来ることから爆発的に広まった。
非合法性が高いコンテンツの略称。特にアダルト系のソフトでよく使われる。
裏を取る
確証が持てない情報に対して、真実かどうかを調査する取材活動。
売上枚数
CD、DVDなどのパッケージソフトが販売された枚数。
サンプルや返品を除いたものが純売上枚数。
音楽業界の印税計算の場合は出荷数×80%を印税としてしまう慣習がある。
出版業界の場合は売れる売れないに関わらず、印刷部数に印税が掛かる。だから無駄に刷りたくないんだな。
うるさい
よけいなものが写り込んでいる状態。 例えば時代劇のロケ場所で使いたい構図の中に電線が入ってしまうときなど。
画面全体がごちゃごちゃしていて視点が定まらない映像。
売れ線
そのときに流行っているサウンドを、表面的に取り入れてヒットを狙う音楽。
マーケティングがクリエイティブより先にたって創り出された楽曲。
流行の音だけどつまらないという意味を含んで、あまり尊敬の意で使われることは無い表現。
上塗り
すでに録画されている映像の一部を、インサート編集等で別の映像に指しかえる事。
録画されているテープを再使用する事。 ベーカムのテープなどの使いまわし。
雲台(うんだい)
三脚のてっぺんにあるキャメラを載せる部分。 通常「ヘッド」と呼ばれている。